尊い命を大切に
命のついて、考える機会を下さった、1人のお医者様の話をしたいと思います。井村和清先生です。
1979年、愛する妻、幼い長女飛鳥ちゃん、そして愛する奥さんの胎内に宿る、小さな命を遺して癌のため、32歳の若さで亡くなられてしまいました。
ひざに出来た肉腫が悪化、大腿部から足を切除という苦難を経て、不屈の精神で一旦は医療現場に復帰を果たしたものの、無情にも井村医師の癌細胞は、肺に転移していました!
井村医師が亡くなる前に家族書かれた詩です。
【あたりまえ】
http://ikujizubari.com/Sterility/pregnancy5.html
『管理人のひとり言』
とても、考えさせられた、私の大好きな詩です!私も病気をしたり、癌になった時は、健康だった時を、ありがたく思いました。
この気持ちを、いつまでも忘れずにいたいものですね・・・
この『あたりまえ』と言う詩を書かれた井村先生は・・・
自分が癌になってからも、苦しみの分かる医者として最後まで患者に尽くそうと決め、いよいよ力尽きる日まで医療現場に立ち続けました。
癌が再発し、残された時間がわずかしかない事を、知ってからも最後まで人の気持ちを忘れる事なく、優しさに溢れていました。
娘の飛鳥ちゃんと、そしてまだ見ぬ、お子様と愛する奥さんを残して、先に逝くという事はさぞかしお辛かったかと思います。これから生まれ来る、子供の顔を見たかったに違いありません。
最後は、自分を慈しんでくれ、しかも愛する息子を送らなければならないという、苦しみを味わう事になる両親へ、そして親族、友人、同僚に対して感謝のことばを残し、去って逝かれました。
井村先生は、きっと、いつまでも多くの方の心の中で生き続ける事でしょう。もちろん管理人の心の中にも・・・。
そして、心より御冥福をお祈り致しますm(__)m
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