妊娠中毒症（高血圧症候群）！浮腫（むくみ）には要注意

浮腫と高血圧症候群

妊婦さんのむくみに気をつけて

妊娠中毒症の自覚症状である、浮腫（むくみ）がでたら要注意です。妊娠中毒症のサインかもしれません・・・

妊娠中毒症は、妊娠後期になりやすく一番気をつけたいトラブルの一つでもあり、早期発見、早期治療がポイントです。

妊娠中毒症は、妊娠する事で母体に起こるいろんな変化に適応できずに、中毒症状を起こす事が原因で、妊婦さんの１割くらいの方が発症しています。

まだ、軽い妊娠中毒症であれば、自然分娩は可能ですが重症化してくると、さまざまな症状と共に、出産のリスクが高まってしまい注意が必要です。

妊娠中毒症の自覚症状は、むくみ（浮腫）以外に高血圧やですが、この中の一つでも症状が現れた場合は、要注意と思いましょう。

尿たんぱくや、高血圧は検診時でないと分からない為、本人が分かるのは、むくみ程度となりますが、早期に発見して適切な治療さえすれば、軽く済みますので自然分娩もできます。

足首の辺りを指で押してみて、戻りが悪いようでしたら一度、病院で診察してもらう事をお勧めします。

そのまま、気がつかず放置してしまうと、症状が進み頭痛や、めまい、胃の痛みや吐き気、中には子癇発作が起こる場合もあり大変危険です。

この子癇発作は、全身のけいれんを伴い、意識を失う場合もあり早く処置しないと、母子ともに危険にさらされてしまいます。

そして、尿中のたんぱくが高くなると、何故いけないのか？というと胎児に栄養が充分にいかなくなり、未熟児になる可能性が高くなってしまうからです。

また妊娠すると、胎盤に血液を送ろうとするために、普段よりも血圧が上がりぎみになるのですが・・・

妊娠中毒症になると、肝臓や胎盤の血管の変化で、血流が悪くなってしまいます。そこへ、充分な血液を送ろうとするので、さらに血圧が高くなり悪循環に陥ります。

血流が悪くなると、胎児の発育が悪くなるばかりか、常位胎盤早期剥離など早産のリスクも伴い、分娩時に赤ちゃんが酸欠状態になり仮死状態になる事もあります。

唯一、自覚症状として認識可能なむくみは、特に妊娠中毒症の症状として一番分かりやすいので、むくみなどの兆候がないか？常に意識しているだけでも、ある程度、妊娠中毒症を予防する事は可能です。

現在、妊婦さんの方は、この点をお気をつけ頂き、無事に可愛い赤ちゃんを出産されます事を心よりお祈りいたしますｍ（＿＿）ｍ

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