赤ちゃん子供の風邪/応急手当
病気なんてしないで、「元気に育って欲しい」と思うのが、パパとママの願いですよね。でも赤ちゃんは、病気をしながら強くなっていくのも事実です^^;。
その中でも、赤ちゃん子供の風邪は、とっても身近な病気ですよね。
赤ちゃんの、風邪の原因のほとんどは、ウイルスです。安静にしておくだけで、治る場合も少なくありませんが、こじらせると、気管支炎や肺炎などの重い合併症を引き起こす事があります。
又ただの風邪?と思っていたら重大な病気の初期症状だった!と言うケースもあるので、油断はできませんよね。
「風邪をこじれる?」と言う事は、ウイルスの勢いが強かった場合だったり、二次的に細菌がついて合併症を起こした状態になるので注意が必要です。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
子供&赤ちゃんの風邪の時
お家での処置(手当て)
人間の体には、自然治癒力といって、病気を自分で治そうとする力が備わっています。
自然治癒力を、引き出すには家庭での手当てが大切です。赤ちゃんや子供が、気持ちよく過ごせる環境を整えてあげましょうね。
・赤ちゃんは、体温調節が未熟なので厚着をさせないようにしましょう。
・食事は、好きなものを欲しがるだけ与えましょう。水分補給を忘れずにしましょう。
・風邪を引いているからといって、無理に室温を高くする必要はなく、普段と同じでかまいません。時々、窓を開けて喚気する事が大事です。
室内が、乾燥すると咳やたんが悪化するので加湿器をつけたりしましょう。
・濡れた洗濯物を干したりして、適当な湿度を保って下さいね。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
赤ちゃんや子供の
風邪の進み方
「風邪かな?」と思ったら、良く観察し状態が悪いようなら、すぐ病院へ連れて行って下さいね。ウイルスの種類や、感染した時の抵抗力の状態によって、多少の違いがありますが、一般的な風邪の進み方は次の通りです。
風邪の潜伏
風邪には潜伏期間があり、感染しスグに発症する訳ではなく、気道にウイルスが感染し、1?5日は症状は出ません。
風邪の初期
・何となく元気がなく、機嫌が悪かったりします。
・くしゃみ、鼻水、鼻詰まり、咳、目やになどが出てきます。
・赤ちゃんは、体温調節が未発達なので、高熱が出る事があります。
風邪の最盛期
鼻水や咳が、激しくなり高熱がでます。時には下痢・嘔吐などの全身症状が出る事もあります。
熱は、だいたい2?3日で下がります。体の中では、抗体が作られウイルスと戦っています。
風邪の回復期
・日に日に、元気を取り戻してきます。普通の風邪なら、症状が出て1週間位で治ります。
・鼻水や咳が残る場合がありますが、自然と治まってきます。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
子供や赤ちゃん風邪は、大人よりも注意が必要ですが、風邪を引く事で、少しづつ抵抗力がついてくるのも事実です。
赤ちゃんの、風邪の原因のほとんどが、ウイルス感染によるものです。
ウイルスの数は、400種類以上もあると言われています。その為、風邪を引いて1つのウイルスに対しての、抵抗力が出来ても、別のウイルスに感染するので、繰り返し風邪を引く事になるんですね。
子供や赤ちゃんの、風邪は重くなりやすく、ウイルスに対する抵抗力が、大人に比べ弱いので、赤ちゃんの風邪には注意が必要です。5?6歳頃までは、どうしても風邪を引く回数が多くなります^^;
子供や赤ちゃんの、風邪は最も身近な病気ですが、手洗いやうがいを徹底したり、食生活で出来る限り予防できたらと思います。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
赤ちゃんや子供の
風邪にもいろいろあります!
■鼻風邪
主にくしゃみ、鼻水、鼻詰まり。
■喉風邪
喉の粘膜や、扁桃腺がマッカッかになります。
■夏風邪
ヘルパンギーナ
突然高熱を出し、喉の奥に白っぽい潰瘍ができます。咽喉がとても痛くなる為、赤ちゃんなどは、つばを飲み込めず、よだれが多くなったりします。食欲がなく、機嫌が悪くなったりします。
熱は、2?3日で下がり、口の中の水ぶくれも1、週間程で直ります。口の中が痛いので、食べるのを嫌がります。熱いもの、酸っぱいものは、プリンやゼリー、お粥、冷ました煮込みうどんなど、柔らかくて喉越しが良いものを与えましょうね。
プール熱
プールでの感染が多いので、この名がつけられました。感染力が強いので、タオルなどは家族と別にしましょう。高熱が出て、白目やまぶたの裏が充血して、目やにや涙が多くなります。
喉の痛みもあり、高熱は2?3日をピークに下がり始め、他の症状も1週間位で消えていきます。
注意)
目やにや、充血がひどい時は眼科も受診しましょう。
手足口病
夏風邪の一種で、比較的軽い病気ですが、手のひら足の裏、口の中に発疹や水ぶくれが出来ます。ひざやおしりにも、湿疹が出る事もありますが、胴体にはほとんど出ません。
熱は、でない場合もありますし、出たとしても37?38度程度です。口の中発疹が破れて、潰瘍になると痛みが強くて、食欲が落ちます。
放っておいても、1週間位で治ってしまいます。合併症の心配はありませんが、まれに無菌賞髄膜炎や、脳炎を起こす事があります。
■冬風邪
インフルエンザ
冬の初めから、春先にかけて流行します。症状が重い事や、感染力が強く規模が大きい事から、風邪とは区別して扱われています。
乳児や、お年寄りが掛かると症状が重くなりやすく、脳炎や肺炎などの合併症を起こしやすくなります。
いきなり、高い熱が出るケースが多いですが、慌てず安静にして様子をみます。翌日になっても、熱が下がらず咳やたんが酷くなるようなら、病院へ連れていきましょう。
熱、喉の痛み、咳、鼻水の症状に合わせて、薬がでますが、これは、あくまでも対処療法です。家では、安静につとめましょう。
特に、高熱や嘔吐・下痢などで、体の水分が奪われているので、食べられなくても水分は充分に与えるよう心がけましょう。
医師の指示通り安静、保温、栄養補給と水分補給に気をつけていれば、だいたい1週間程度で回復します。
↓赤ちゃん子供の気になる症状は
ここでチェック↓
赤ちゃん子供の病気 夏風邪■ヘルパンギーナ・プール熱・手足口病
冬風邪■インフルエンザ ■風邪をひいている時のお風呂 ■おたふく風邪
コンコン、ゴホゴホと湿った咳、ヒューヒュー、ゼーゼー犬の遠吠えのような咳など
■急性気管支炎 ■細気管支炎 ■百日咳 ■急性喉頭炎 ■ぜんそく
■赤ちゃん、子供の平熱 ■新生児(乳児)、子供の発熱の原因 ■正しい体温の測り方 ■高熱が出た時の対処法 ■熱性けいれん ■解熱剤の安全性 ■長引く高熱や微熱!検査 ■熱が上がったり下がったりする
■鼻水、鼻づまり、くしゃみ ■急性鼻炎 ■急性副鼻腔炎 ■長引く鼻水 ■アレルギー性鼻炎
■肺炎の原因と症状 ■マイコプラズマ肺炎 ■RS感染症(肺炎) ■小児結核
■目やに ■先天性鼻涙管閉塞(なみだ目) ■結膜炎 ■斜視(左右の目の向きが違う?)
■急性中耳炎 ■滲出性中耳炎(耳に水がたまる)
■皮膚の痒み対策 ■皮膚トラブルの原因 ■虫刺され!しこり? ■乾燥肌 ■あせも ■ニキビ肌 ■乳児湿疹 ■脂漏性湿疹 ■オムツかぶれ ■とびひ ■水いぼ ■水疱瘡(みずぼうそう) ■風疹(ふうしん) ■手足口病 ■りんご病 ■カンジダ性皮膚炎 ■麻疹(はしか) ■アトピー性皮膚炎 ■蕁麻疹(じんましん)
アレルギー関連
★アレルギー体質の場合は下記の病気にも要注意です。 ■ぜんそく ■蕁麻疹(じんましん) ■アレルギー性鼻炎 ■滲出性中耳炎(耳に水がたまる) ■アトピー性皮膚炎 ■アレルギー対策 ■アレルギー検査
■尿路感染症 ■溶連菌感染症!惺紅熱(しょうこうねつ) ■川崎病 ■乳幼児突然死症候群(SIDS) ■髄膜炎、脳炎 ■急性胃腸炎 ■腸重積症(腸じゅうせき) ■ロタウイルス性腸炎 ■食中毒(細菌性胃腸炎) ■熱中症 ■日焼け止め ■噴門弛緩症(ミルクをだらだらと吐く) ■幽門狭窄症(ミルクを噴水のように吐く) ■赤ちゃん子供の便秘 ■血便、赤いウンチ ■白いウンチ