小児結核の原因と症状
新生児(乳児)や子供にみられる、小児結核は原因となる結核菌が肺に感染することで発症します。肺に炎症を起こすので、赤ちゃんの場合のほとんどが家族経由で感染することが多いようです。
一昔前に比べると、BCGなどの予防接種の普及などで、大幅に発症率は減りましたが、結核は感染力が強く集団感染するとあっと言う間に移るので、今でも油断はできません。
特に、赤ちゃんは重症化する恐れがあるので、特に移さないなどの配慮が必要になってきます。
大きい子供の場合は、感染しても発病するとは限りません。BCG摂取前の、ツベルクリン反応検査やレントゲン検査で、初めて小児結核と診断される事も多いようです。
ただ、抵抗力のない赤ちゃんが、小児結核に感染すると進行が早いので、重症になる傾向が強くなります。
結核菌が全身にまわったり、脳にまで炎症が起こると、結核が治ったとしても、後遺症が残ったり、中には命の危険もあります。
小児結核は、大人の結核とは少し違い、咳や痰などは目立たない事が多いです。しかし、原因不明の熱が長引いたり、顔色が悪く食欲も落ちてきたかな?と感じたら、初めに受診して早めの治療が明暗を分ける事になります。
小児結核の予防には、やはり予防接種です。
とは言え、小児結核よりも、実際のところは百日咳に感染する赤ちゃんの方が多いようですが、やはり万が一の事も考え、BCGワクチンも、生後3カ月から保健所などで、無料で接収可能ですので絶対に受けましょう。
三種混合を2回受けたら、できるだけ早くBCGの予防接種を受ける事をお勧めします。各市の方から連絡がきますので、それを参考にして、受ける必要のある注射はすべて済ませておきましょう。
小児結核は、予防接種だけでなく感染力が強いので、大人が職場や人ごみで感染してくる可能性もありますので、移らないようにする事も大切になってきます。
赤ちゃんや子供(幼児)に限らず、家族の方も長引く咳や微熱には注意し、症状があればすぐに病院を受診するようにしましょう。
↓赤ちゃん子供の気になる症状は
ここでチェック↓
赤ちゃん子供の病気 夏風邪■ヘルパンギーナ・プール熱・手足口病
冬風邪■インフルエンザ ■風邪をひいている時のお風呂 ■おたふく風邪
コンコン、ゴホゴホと湿った咳、ヒューヒュー、ゼーゼー犬の遠吠えのような咳など
■急性気管支炎 ■細気管支炎 ■百日咳 ■急性喉頭炎 ■ぜんそく
■赤ちゃん、子供の平熱 ■新生児(乳児)、子供の発熱の原因 ■正しい体温の測り方 ■高熱が出た時の対処法 ■熱性けいれん ■解熱剤の安全性 ■長引く高熱や微熱!検査 ■熱が上がったり下がったりする
■鼻水、鼻づまり、くしゃみ ■急性鼻炎 ■急性副鼻腔炎 ■長引く鼻水 ■アレルギー性鼻炎
■肺炎の原因と症状 ■マイコプラズマ肺炎 ■RS感染症(肺炎) ■小児結核
■目やに ■先天性鼻涙管閉塞(なみだ目) ■結膜炎 ■斜視(左右の目の向きが違う?)
■急性中耳炎 ■滲出性中耳炎(耳に水がたまる)
■皮膚の痒み対策 ■皮膚トラブルの原因 ■虫刺され!しこり? ■乾燥肌 ■あせも ■ニキビ肌 ■乳児湿疹 ■脂漏性湿疹 ■オムツかぶれ ■とびひ ■水いぼ ■水疱瘡(みずぼうそう) ■風疹(ふうしん) ■手足口病 ■りんご病 ■カンジダ性皮膚炎 ■麻疹(はしか) ■アトピー性皮膚炎 ■蕁麻疹(じんましん)
アレルギー関連
★アレルギー体質の場合は下記の病気にも要注意です。 ■ぜんそく ■蕁麻疹(じんましん) ■アレルギー性鼻炎 ■滲出性中耳炎(耳に水がたまる) ■アトピー性皮膚炎 ■アレルギー対策 ■アレルギー検査
■尿路感染症 ■溶連菌感染症!惺紅熱(しょうこうねつ) ■川崎病 ■乳幼児突然死症候群(SIDS) ■髄膜炎、脳炎 ■急性胃腸炎 ■腸重積症(腸じゅうせき) ■ロタウイルス性腸炎 ■食中毒(細菌性胃腸炎) ■熱中症 ■日焼け止め ■噴門弛緩症(ミルクをだらだらと吐く) ■幽門狭窄症(ミルクを噴水のように吐く) ■赤ちゃん子供の便秘 ■血便、赤いウンチ ■白いウンチ
↓ママ必見!人工呼吸・心臓マッサージ